ステップ2.ローンを借りよう
住宅ローンの種類
自己資金ができたら、残りの額は住宅ローンを組まなくてはならない。
しかし、住宅ローンといっても多種多様。それぞれの特徴をつかんで賢く利用しよう。
●公的融資
・財形住宅融資
・自治体融資
・公団資金
[特徴]「財形住宅融資」の受付対象は、勤務先で財形貯蓄を]年以上継続し、
残高が50万円以上ある、満20歳以ア60歳以下の人。
財形貯蓄残高の10倍以内、最高4000万円までの融資が受けられる(ただし住宅の
購人・建設などに必要な額の80%以上が上限)。
返済は、元利均等と元金均等のどちらでもOK。
また、資金計画を立てる際に、意外に盲点になっているのが、県や市町村などの
地方公共団体の行っている「自治体融資」。
住宅資金を融資したり、利子の補給をしてくれる。それぞれの自治体で独自に
決められているので、市役所や町村役場に問い合わせてみよう。
●民問融資
[特徴]公的融資に比べると、対象物 件に対する規制が少なく利用しやすい のが特徴。
固定金利型、変動金利型、 固定金利選択型などがあり、その時 の金利情勢を判断して
決める。
固定 金利は、ローンを設定したときの金利 がそのまま支払いが終了するまで適用
される。返済額は常に―定なので安 心だが、金利の高い時期にローンを 組むと、
そのままずっと高めの返済を 続けることになるので、繰り上げ―括返済などの方法を
とるのも有効。
変動 金利では、―般的な金利水準によってローンの金利が変動する。
その時点では固定金利より低く設定されるので、返済額は少なくてすむが、
後々の金利の変動によって返済額も上下する。将来的な金利の動きに注意を払う
ことが必要。
住宅金融公庫の後継商品として誕生した「フラット35」も民間全融機関で取り扱う。
特定の年齢・収入の条件を満たせば、最長35年の長期固定金利で物件価格の90%、
最高8000万円まで借入可能で、保証料・繰り上げ返済手数料ともに無料。
ただし、住宅の耐久性などを定めた技術水準についての物件検査を受け、適合証明書を
交付してもらう必要がある。
詳細はフラット35のホームページ(htnp://www.flat35.com/)で確認しよう